つらい痛みはどこで診てもらえばいい？
みなさんが住んでいる街でも整骨院や整体院ってよく見かけることがあると思います。
『体のゆがみを整えてくれるんだ』『腰が痛い時に診てもらえるんだ』『マッサージをしてもらえるんだ』と、なにか治療をしてもらえるけど詳しくはわからないって思っている人もたくさんいるでしょう。
例えば腰が痛くなったり肩が上がらないなど、つらい症状で悩んだことがあるかと思います。
こんなとき整形外科で診てもらおうかと考えますが、病院で診てもらうのは気が引けたりしませんか？
それでは整骨院か整体院ならどうかなって思っても、整骨院と整体院の違いがよくわからない。
痛みを改善してもらったりマッサージしてもらえたりって聞いたことはあるけど選びきれないまま痛みを長引かせたりしていませんか？
ここでは、そんな迷っている人たちにとって整体院と整骨院の違いと選び方について説明させていただきます。
整体院や整骨院で診てもらいたいけど、どっちを選べばいいか迷ってしまうって人が多いみたいだね。
整骨院ってどんなところ？
まずは整骨院から説明します。
整骨院は柔道整復師という国家資格を習得されている人が施術所を開設しています。
柔道整復師が得意とする分野は急性の外傷です。
主に骨折、脱臼、ねんざ、打撲（打ち身）などです。
例えば、階段を踏み外して足をひねったとか、スポーツ中に相手選手とぶつかって転んで腰を打ちつけたときです。
治療は、患部のアイシング（冷却）・テーピングや包帯での固定・電気治療器具を使った物理療法・徒手による施術（ストレッチ、マッサージ）を行っています。
骨折と脱臼に対する治療は応急処置のみ対処でき、その後の治療は病院へ引継ぎます。
骨折や脱臼がある程度治癒してくれば、病院と連携をは図ることで整骨院で改めて物理療法や徒手療法の治療を受けることができます。
これらの理由がはっきりとわかる外傷の治療に対しては健康保険が適用されます。
ただし、パソコンやスマホのやりすぎで肩や首がこっているとか、運動のやりすぎで疲れたからといった理由では健康適用外となり自費での治療となります。
自費治療をとりあつかっている整骨院も多くあり、多くは〇〇分〇〇円の独自の設定でとりあつかっています。
自費でリラクゼーションマッサージを行っているところもあれば、10分の足裏クイックマッサージということを取り扱っている整骨院もあります。
また、交通事故で被害を受けケガを負わされてしまったときに、相手方の自賠責保険（自動車保険）にて、自己負担金が無く治療を受けることができる場合があります。
交通事故の被害にあったけど病院に行くまでもないな、でも事故の時のケガがまだ痛みが続くなってときは近くの整骨院で相談してみてください。
整骨院の柔道整復師が保険会社と被害に会われた患者との間に入り、経緯や状況が確認でき認められれば保険適用の治療を受けることができる場合があります。
柔道整復師は外傷治療のプロなんだね。
急性のケガなら健康保険が適用って安心できるね。
整体院ってどんなところ？
整体院は主に手技を用いた民間療法であり代替医療を指します。
整体院を開設するにあたっては特に決まりはありません。
取得しなければならない資格も義務化されていません。
整体を行うにあたっての法律が無いのです。
よって実際には『整体師』という資格そのものは公には存在しません。
しかし、ここでは便宜上わかりやすく『整体師』の名称を使って説明します。
多くは民間の整体学校で手技や理論を学び整体師として活躍されています。
中には柔道整復師や鍼灸師が整体院を開設されていることもあります。
また、書籍で知識を学び知人の整体院で修行し知識と技術を取得していく”つわもの”もいます。
良いか悪いかは別として、自分が今日から整体師だと決めたその日から整体師になれます。
そのためか整体院で行われる施術は実に幅広いです。
施術例をあげていくと、例えば骨格のゆがみを診て、歪んだ（ゆがんだ）部位を正常な位置に戻すことを整体と呼ぶ人もいれば、リラクゼーションを取り入れ、乱れた神経を落ち着かせることで体の調子を整えていくことを整体と呼ぶ人もいます。
中には手で触れずに気を送り込んで体の調子を整えていくなんて人もいますね。
ストレッチを中心に行うこともあります。
つまり、その整体院を開設している人によって手技手法は多種多様にわたっています。
そして、料金設定も幅広く10分1000円なんてところもあれば、時間は症状次第で１回１万円なんてことも珍しくありません。
健康保険も適応されません。
これだけ多岐にわたると、どう選んでいけばますます悩んでしまいますよね。
まとめ
整骨院と整体院の違いを説明しましたが、わかりましたか？
整骨院：国家資格を取得者が施術し健康保険が適用される。
整体院：無資格者でもできて保険が適用されない。
かんたんに説明すると以上の二つの点が大きな違いになります。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
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