やる気はあるけど、体がついてこない。
やる気はないけど、だらだらと続けてしまう。
やる気も無いし、つづける気もない。ただ時だけがすぎていく。
人それそれぞれ行動する時って、意識的または無意識的に行動をしますね。
テストでいい点数を取るために勉強するぞ!
試合に勝つために練習するぞ!
目的は違いますが、それぞれ行動を起こすときに心的(心で感じた直感みたいなもの)に働く原因のことを動機といいます。
この動機って何によって決まっていくか考えたことありますか?
動機とは人の心の内にある心理的な要求や欲求でです。
それはその人が、意識的か半意識的か無意識的かは問いません。
動機は主となる動機の周りを、たくさんの他の動機がグルグルと取り囲んでます。
いろんな動機と混合している、その動機を実行するための、いわゆる動機づけは何って話をします。
動機づけってなに?
行動を開始、発動させて目標に向かって行動を維持したり調整する過程や機能のことを動機づけといいます。
多くの人は目標を達成させるために行動しています。
誰しも高いレベルでの目標を達成しようとする欲求があります。
成功するか失敗するか。
その結果の原因は、能力の有無・努力の有無・問題の困難性・偶然性の四つの要素を考えることが一般的です。
達成動機が高い人は能力が高く、多くの努力し、問題生も無く、必然的に達成されたと考えられます。
一方で、達成動機が弱い人は、能力は無く、努力も無く、問題を多く抱え、運にも見放されていると考えられます。
その人の、行動の程度が高いかどうかによって、その動機づけに違いがでてくるということですね。
内発的動機づけってなんですか?
子供の頃を思い出してみてください。目の前に面白そうなマンガがあったとします。
おもむろにマンガを手に取り読み始めていきます。
そのマンガが面白くて夢中になってマンガを読み続けていきます。
さて、この時マンガを読んでいるという行動そのものに、なにか賞を与えられたり罰を受けたりしますか?
無いですよね。
さらにそのマンガに出てくるキャラクターやセリフなどが気になると自発的に繰り返して読み直したりしますよね。
自分でキャラクターを覚えるとかセリフを覚えるなどの課題を自らで設定しています。
必ず覚えてやるぞという状況においては、自分が中心となって自発的な思考が働いています。
その思考によって、問題を解決するという自律性を得ることができます。
また、その課題を解決することでもたらされる有能感を得ることもできます。
このように賞罰に左右されず、自らの意思で自ら課題を設定しています。
自らの能力や努力を向上させ達成させている。
このような動機づけを内発的動機づけといいます。
この内発的動機づけに基づいた行動は非常に優れた能力を持つことができると考えられています。
学習することに置き換えて見れば、自らの意思で設定し、極めて効率的な学習を行います。
しかも賞罰に左右されることなく自発的、継続的に行うことができます。
自ら選び、自ら挑戦し続け、自ら問題を解決していくと言う行動は、内発的動機づけを発展させるものと考えられますね。
外発的動機づけってなんですか?
内発的動機づけが関心によってもたらされ、賞罰に左右されないと説明しました。
一方で、義務・賞罰・強制などによってもたらされる動機づけを外発的動機づけといいます。
外発的動機づけの基づく行動は、何らかの目的を達成させるための行動です。
好きな子に告白し恋を実らせたい、部活を頑張ってレギュラーになる、仕事を頑張って給料を上げてもらうなどがそれに当たります。
これは、この目的を達成させるために、この結果を得るといった外的な要因があります。
このように、自発的な外発的動機づけは自身の価値観や目標と一致しており自律性が高くみられます。
一方で、勉強を強制的にやらさているから仕方なく勉強するとか、今日は仕事が終わるまでは帰れないなど強制的に働く外発的動機づけは自律性が低くみられます。
同じ外発的動機づけでも、自律性があるかないかで大きく変わってきます。
自律性の高い外発的動機づけは、内発的動機づけとほぼ同様の行動が見られる。
反対に自律性の低い外発的動機づけは、やる気や自主性も低く現れてしまい良い結果を出すことにつながりにくくなります。
普段は意識することはない行動ひとつとっても、動機づけが働いているということですね。
自分自身の行動と周りの人の行動を見比べてみて、それぞれの動機・動機づけってなんなのか観察してみると新たな気づきが発見でき自分自身にプラスになるかもしれませんね。
内発的動機を身につけるには?
参考までに、内発的動機づけを自然に身につける方法を提案します。
以下にいくつかの方法を挙げてみますね。
興味を持つことを見つける
内発的動機づけを促進するためには、自分が本当に興味を持っていることを見つけることが重要です。
興味を持つことに没頭すると、自然と行動したくなるでしょう。
目標を設定する
自分の目標や夢を設定することで、内発的動機づけが高まります。
目標達成への意欲が向上し、自発的に行動することが増えるでしょう。
自己肯定感を高める
自己肯定感を高めることで、内発的動機づけが促進されます。
自分の能力や成果を認め、自信を持つことが大切です。
楽しみながら学ぶ
学習や成長の過程を楽しむことが重要です。
ストレスを感じずに取り組むことで、内発的動機づけが向上します。
自己決定権を持つ
自分自身が行動を選択し、コントロールすることで、内発的動機づけが高まります。
自己決定権を持つことで、行動への意欲が増すでしょう。
これらの方法を試してみて、自然な形で内発的動機づけを身につけることができるかどうかを確かめてみてはどうでしょうか。
外発的動機づけに左右されない心を持つ
しばしば、外発的動機による行動で身を滅ぼしそうになる、なんて声もきこえてきます。
強い気持ちを持つことができれば良いのですが、なかなかそうもいかないですね。
以下のようなアプローチを取り入れて取り組んでみると、良い方向に進むかもしれません。
自己認識の向上
自分自身の価値観や目標を明確にし、外部からの評価や報酬に左右されずに自分の道を歩むようになります。
自己認識を高めるために、自己探求や自己成長に取り組むことが重要です。
内なる平穏を見つける
内なる平穏や満足感を見つけることで、外部の要因に左右されずに安定した心を保つことができます。
瞑想やマインドフルネスなどの実践を通じて、内なる平穏を見つけることができます。
自己決定権の強化
自己決定権を持ち、自分の行動や選択に責任を持つことで、外部からの影響を軽減することができます。
自分自身が行動を選択し、その結果に責任を持つことで、外部の影響を受けにくくなります。
内発的動機づけの育成
内発的動機づけを促進することで、外部の報酬や評価に左右されない心を養うことができます。
興味を持つことや目標を設定することで、内発的な動機づけを高めることができます。
これらの方法を組み合わせて実践することで、外発的動機づけに左右されない心を身につけることができるかもしれません。
しかし、完全に外部の影響を受けないことは難しいことです。
自分自身の価値観や目標に基づいて、外部の影響を適切に取り入れつつ、自分の道を歩むことが大切です。
まとめ
ここでは、あくまでも動機、動機づけについて書きました。
人の行動は動機があってのことなのですが、行動を起こした先にほめられたい、認められたい、人の上にたちたいなど欲求が関わってきます。
欲求については、別の記事で説明しています。
よろしければ欲求についての記事もお読みいただけると幸いです。
あなたにとって良いライフスタイルが確立できることを願ってます。
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