【介護職員必見】介護職員に向けた会話の中で使える返し方と話を聞くときのポイント!

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こんな時どう返答すればいいのかな?

緊張して言葉につまってしまう

もしかして怒っていないかな?

このように高齢者との会話で、どんな言葉を返せばよいか?話を聴く姿勢はまちがっていないか?と感じている介護職員もいるかと思います。

この記事では、高齢者との会話において、どのように言葉を返せばよいか?また、話を聴く際のポイントについても紹介しています。

是非、参考にされてください。

使える会話の返し方

会話をスムーズに返すことが難しいと感じている方は、次のような返し方を参考にしてみてはどうでしょうか?

経験豊富ですね
この言葉は、相手の長い人生や豊かな経験に対する称賛と尊敬を表現しています。
高齢者は、自身の人生の歩みや経験を大切にしており、それが認められることで自己肯定感や誇りを感じるでしょう。
経験豊富であることは、相手が他の人にアドバイスや知識を提供できる存在としても評価されることを意味します。
ただし、人によっては過去の経験や記憶に苦しい思い出がある場合もあるため、相手の反応や感じ方を注意深く観察し、適切なタイミングや状況で誉め言葉を使うことが重要です。
長い人生を歩んできたことを認め、尊重する言葉は喜ばれます。
知識が豊富ですね
この言葉は、相手は自身の経験や学びによって培われた知識が認められ、肯定的な評価を受けたことに喜びや自己肯定感を感じるでしょう。
相手の学識や経験を尊重し、彼らが持つ豊かな知識に興味を持っていることを示しています。
それによって、相手は自分の存在が認められ、自信を持つことができます。
ただし、一部の人は謙遜する傾向があり、自身の知識を控えめに評価する場合もあります。
その場合は、さらに具体的な話題に絞って質問や対話を進めることで、相手がより快く話しやすくなるかもしれません。
コミュニケーションの過程で相手の反応を観察し、相手の個性や好みに合わせたアプローチを取ることが大切です。
参考にしますね
この言葉は、高齢者にとっては肯定的でありがたい言葉と捉えられるでしょう。
相手の話に対して関心を持ち、それを参考にする意思を示すことで、彼らは自分の経験や知識が尊重されていると感じることができます。
ただし、表現や文脈によっては、相手が否定的な感情を抱く場合もあるため、言葉遣いや表情に配慮しながら使うことが重要です。
また、実際にその意見やアドバイスを参考にすることができるよう、約束を守ることも大切です。
次の機会に「アドバイス通りにしてみたらうまくいきました!」と感想を伝えることも忘れないでください。
素晴らしいお人柄ですね
この言葉は、相手の優しさや思いやり、他人への配慮など、素晴らしい人間性を認める意味を含んでいます。
彼らは長い人生を歩んできた結果、多くの経験や人間関係を築いてきました。
その中で培われた価値観や人間性を称えることで、彼らは喜びや満足感を感じるでしょう。
また、この言葉は敬意や尊重を示すものでもあります。
高齢者は、自身の存在や人間性が認められることで、自己肯定感や自信を持つことができます。
とても興味深いお話ですね
この言葉は彼らの話に真剣に耳を傾け、関心を示していることを表現しています。
高齢者は自分の経験や思い出を大切にしており、自身の話に興味を持ってくれる人がいることは、彼らにとって嬉しいことです。
相手の話を尊重し、認めている態度を示すことで、彼らはより話しやすくなり、会話が弾むこともあります。
「お話がとても興味深いですね」という言葉は、高齢者とのコミュニケーションにおいてポジティブな反応を引き起こすでしょう。
お上手ですね
この言葉は、高齢者が話す内容や表現に対して一定の技量や巧みさを感じていることを褒める意味合いがあります。
例えばレクリエーションで絵や工作を行う際に、「お上手ですね」と作品を褒めると、高齢者は喜びを感じるでしょう。
年齢に関わらず、誰かから褒められることは嬉しいものです。
積極的に声をかけることで、彼らは自信を持ち、より楽しみながら活動に取り組むことができます。
また、「素敵ですね」と作品全体を称えたり、「色使いが良いですね」と細部に目を配った声かけをすることもおすすめです。
それによって、彼らは自分の努力や創造性が認められたことを実感し、より一層やる気を引き出すことができます。
ただし、褒め言葉は相手の反応を見ながら適切に使うことが大切です。
感じ方や好みは人それぞれですので、相手の反応に注意しながら適度に褒めるよう心がけましょう。

上記で紹介した内容は、個人の好みや性格によって異なる場合がありますので、相手の反応や感じ方に注意しながら、適切な場面で使うことが大切です。

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高齢者と話す際に心がけたいポイント

高齢者と会話をする際は、言葉だけでなく気をつけたいポイントがいくつかあります。

それでは、高齢者と話すときのポイントを確認しましょう。

傾聴する
傾聴とは、相手の話に耳を傾け、真剣に向き合い、共感や理解を示しながら、積極的に聴くことを指します。
ただ聞くだけでなく、相手の感情や思いを受け止め、受容的な態度を取ることが重要です。
傾聴は、相手とのコミュニケーションを深め、信頼関係を築くためにも大切なスキルです。
目線の高さは同じか、やや下に合わせる
話を聞くときは、目線の高さを同じにすることで、高齢者に対して対等な関係を示し、尊重の意思を伝えることができます。
彼らが自分自身を大切に感じ、話しやすい環境を作ることができるのです。
また、目線をやや下に合わせることで、高齢者が安心感を抱きやすくなります。
彼らが視界全体を捉えやすくなり、会話に集中しやすくなるのです。
なるべく目を見て話す
目を見て話すことで、相手の表情や感情を読み取りやすくなり、より意思疎通が図れます。
また、相手が話している間に目をそらさずにしっかりと見つめることで、尊重と関心を示すことができます。
目と目を合わすことに抵抗がある場合は、相手の鼻先やおでこに少し視線をずらすと良いでしょう。
合間に相づちを入れる
相づちは、相手の話を聴いていることを示すために使われる言葉や表現です。
例えば、「はい」「そうですね」「なるほど」といった言葉を適宜挟みながら、相手の話に共感や理解を示しましょう。
これにより、高齢者は自分の話が聞かれていると感じ、話しやすくなります。
むやみに否定しない
高齢者の話をむやみに否定してはいけません。
例えば、同じ話を繰り返したり、過去の発言と異なる話をしたりすることがよくあります。
また、昔の思い出や経験について話している場合、それが現代の価値観や常識と異なる場合もあります。
それに対し、「それは前に聞きました」「前は違うことを言ってましたよ」などと否定すると、嫌な気持ちになってしまうでしょう。
これまでの経験を否定せずに、興味や理解を示すことで、より良いコミュニケーションが生まれるでしょう。
声のトーンやスピードに気をつける
声のトーンは穏やかで優しいものにすることで、相手に安心感と親近感を与えることができます。
また、高齢者は聴力に制約がある場合もあるため、明瞭な発声や適度な音量で話すことも大切です。
また、スピードもゆっくりと話すことが求められます。
急いで話すと、高齢者が理解する時間や余裕を奪ってしまう可能性があります。
ゆっくりと話すことで、相手が内容を理解しやすくなり、コミュニケーションがスムーズに進むでしょう。
敬語で分かりやすい言葉を選ぶ
高齢者に対しては、「~です」「~ます」口調の敬語を使うのが基本であり礼儀です。
相手への敬意と礼儀を示すために敬語は重要ですが、複雑な表現や専門用語は理解しづらくなるため避けましょう。
分かりやすい言葉を選ぶことが大切です。
話題を説明する際には、具体例やイメージを交えることも効果的です。
例えば「栄養豊富な果物には、ビタミンCが多く含まれるオレンジがありますよ」と具体的な説明を入れることで、話題がより理解しやすくなります。
要するに、敬語を使いながらも、言葉遣いや表現を分かりやすくすることがポイントです
笑顔を意識する
笑顔を意識することは、彼らに安心感や快適さを与える効果があります。
おだやかな笑顔や目配りの表情は、会話の相手が自分に対して理解や共感を示してくれていると感じさせます。
笑顔は言葉以上に伝わり、相手の心をほぐし、楽しい会話やつながりを生み出します。
相手の気持ちを汲み取る
相手の気持ちを汲み取るとは、相手の立場や感情に共感し理解しようとする姿勢を持つことを指します。
例えば、最近体調が優れないと話していたとします。
相手の気持ちを汲み取るためには、ただ症状や状態を聞くだけでなく、その背後にある心理や感情にも目を向ける必要があります。
そのときは、「お辛そうですね。一緒に考えましょうか?」といった言葉で、相手の気持ちに寄り添うことができます。
相手の気持ちを汲み取ることで、彼らが抱える孤独感や不安を和らげることができます。

高齢者との会話のポイントをいくつか挙げてみましたが、これらはほんの一例です。

相手の感情や立場に敏感に寄り添い、共感や理解を示すことが、良好なコミュニケーションの基盤となります。

是非とも、実践で使ってみてください。

まとめ

高齢者との会話は、相手の心に響く力強いコミュニケーションの源泉です。

彼らの言葉だけでなく、表情や仕草にも目を向け、深層にある感情を理解しましょう。

相手の気持ちを汲み取ることで、彼らの心に寄り添い、真のつながりを築くことができます。

思いやりと共感を持ちながら、一緒に喜びを分かち合い、悩みを分かち合いましょう。

高齢者との会話は、豊かな経験と知恵を共有し、お互いに成長する素晴らしい機会です。

他の記事で、高齢者との会話で使える話題について紹介しています。

あわせて読んでもらうと、より一層コミュニケーションを深めることができることでしょう。

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