介護の仕事に向いている人の特徴と向いていない人の特徴とは?
- 介護の仕事をしたいけど自分にできるかな?
- 介護の仕事はどんな性格が向いている?
- 介護の仕事に向いていない人の特徴は?
介護の仕事に興味はあるけど、このような悩みがあり介護の仕事への転職へ踏み切れない方たちへ。
介護職に向いている人と向いていない人の特徴のお話をします。
この記事を書いている私は実際に介護・福祉関連の仕事に15年以上携わってきました。
この経験を踏まえて介護の仕事に向いている人と介護の仕事に向いていない人の特徴をお答えします。
介護の仕事に向いている人の特徴が分かる!
介護の仕事に向いていない人の特徴がわかる!
介護の仕事に向いている人の特徴は?
介護の仕事に向いている人の特徴を以下にまとめてみました。
- お年寄りが好きな人
- 健康な体と心を持っている人
- 思いやりがあり優しい気持ちの人
- 常に観察しようとする姿勢を持つ人
- 人の話をキチンと聞く力がある人
- 物事を前向きに考えることができる人
- 広い視野で物事を見ることができる人
それでは、ひとつづ説明していきます。
お年寄りが好きな人
ズバリ説明なんていらないというぐらいストレートな理由ですね。
好きという前提のもとであれば、多少のつらいことやイヤなことがあっても我慢できます。
お年寄りが好きだから介護の仕事をしたい。
この理由だけでも介護の仕事始めても全然いいと思います。
健康な体と心を持っている人
介護サービスを利用している人は、大なり小なり体に疾患(病気)を持っています。
そのような人たちを介護する側の私たちが病気がちでは介護されている側の高齢者の人たちは心配で不安になってきます。
介護の仕事をするのであれば心も体もキチンと健康管理された状態で臨むことが大事です。
健康であれば介護の仕事はできます。
思いやりがあり優しい気持ちの人
困っている人がいれば力になってあげたい。
そんな気持ちをもっている人は介護の仕事に向いています。
でも優しすぎてもいけません。
高齢者は人生の大先輩ではありますが、場合によっては注意をしなければならないこともあります。
きちんと相手に注意ができるということは思いやりがあってのことです。
思いやりを持って優しく接することができる人は介護の仕事に向いています。
観察力のするどい人
高齢者の方は急に体調が悪くなるということはよくあります。
血圧や体温の変動。
1日の水分摂取量や排尿・排便の回数。
日々の食事摂取量。
このような情報は毎日記録されているものです。
過去の情報から最新の情報まできちんと目を通し把握することは、高齢者の人たちを観察する為にはとても重要な情報です。
また、介護現場は部署ごとで一つのチームとして仕事をしています。
自分以外の他の職員が、今何の仕事をしているのかという動きを観察しながら仕事をし、上手に連携を図っていかなければなりません。
他者の行動をするどく観察できる人は介護の仕事に向いています。
人の話を聞く力がある人
介護サービスの現場においては高齢者の方はサービスを利用している、いわばお客様です。
お客様が満足できるように、お客様からの話にきちんと耳を傾けて、親切で丁寧な対応をすることで満足度を上げていかなければなりません。
また、仕事中に突然重要な連絡や報告を受けることもあります。
そのような重要な内容はきちんと話を聞き、すぐにでもメモに書き残しておかないと後でトラブルになることもあります。
しっかりと人の話を聞くことができる人は介護職に向いています。
物事を前向きに考えることができる人
真剣に仕事をしていても失敗することは誰にでもあります。
しかし、その失敗を引きずっているようでは仕事に身が入りません。
失敗の内容にもよりますが、なるべくすぐに気持ちを切り替えることが大事です。
失敗してしまった場合は『こうすれば失敗するのだな』ということを学べたと前向きにとらえましょう。
行動を起こし失敗した場合は得るものがあります。
行動を起こさなければ失敗もしないし得るものありません。
前向きに考える気持ちがある人は介護職に向いています。
広い視野で物事を見ることができる人
高齢者は予測不能な行動を起こすことがよくあります。
例えば、杖なしでは一人で歩けない方が急に席から立ち上がり、一人でフラフラと歩こうとする人がいたとします。
当然一人で歩くと転倒してケガをする確率が高くなります。
そういった人にすぐ反応して対応できるように常に気を配ることができ、広い視野を持って行動できる人は介護職に向いています。
以上が介護の仕事に向いている人の特徴でした。
介護の仕事に向いていない人の特徴は?
介護の仕事に向いていない人の特徴を以下にまとめてみました。
- 人と話をすることが苦手な人
- 事務的・機械的に物事を進めていく人
- 何でもかんでも手伝ってあげる人
- 潔癖すぎる人
人と話をすることが苦手な人
介護現場では職員間の連携はとても重要なことです。
ちょっとした気づきを報告したり意見を交換したりすることはとても大切なことです。
しかし、コミュニケーションが苦手な人は職員間の連携はおろか、高齢者の方とも会話ができずとても苦労します。
そのことが原因で自信がなくなり辞めていった職員もたくさんいます。
事務的・機械的に物事を進めていく人
介護現場では迅速に行動するということは、とても重要なことです。
しかし、中には勘違いをしてスピードを重視で効率的に回していこうと考えながら仕事をしている人がいます。
高齢になると動作や話し方がゆっくりな方が多いですよね。
このような高齢者の人たちに対して急かしたところで相手のスピードは上がりません。
相手が動いてくれることを待つという時間も、その人がどのような動作をするのか観察するための大切な時間です。
介護現場は流れ作業ではありません。
高齢者のスピードに合わせて一つ一つの仕事を丁寧に行っていくことが効率的な仕事の進め方です。
事務的・機械的に物事を進めていく人は介護の仕事に向いていません。
何でもかんでも手伝ってあげる人
良かれと思って何でもかんでも手伝ってあげる人っていますよね。
一見すると良い行為と思われがちですが、実はそうではありません。
お年寄りといえど、自分でできることは自分でしていかないと体の機能や脳の機能が低下してしまいます。
例えば靴を履いてもらう時に、なかなかうまく靴を履くことができない人がいたとします。
そんな場面を見てしまうと、こちらから手伝って靴を履かせたくなります。
でも、せっかく自分でできる能力を相手から奪い取ってしまうと本人は楽だと思ってしまい次からは履かせてくれるのを待ってしまいます。
例えば介護の現場で職員Aさんは手伝う、職員Bさんは手伝わないといった感じで介助方法が異なってしまうとクレームやトラブルの原因に繋がる恐れもあります。
介護の現場では適切な介護計画に基づいてサービスを提供しなければなりません。
自分勝手に良かれと思い、何でもかんでも手伝ってしまうということは実はNGだということを覚えておいてください。
潔癖すぎる人
介護現場は言うまでもなく、お年寄りの下の世話をすることは大切な仕事です。
尿の失禁、大便の失禁のおむつ交換は当たり前です。
介助中はきちんと手袋をしますが、手袋ごしに便が付着することはよくあることです。
そのような場面でいちいち顔をしかめたり、顔をそむけたりしていたら仕事になりません。
潔癖すぎる人には介護の仕事は大変でしょう。
以上が介護の仕事に向いていない人の特徴でした。
まとめ
介護の仕事に向いている人の特徴を説明しましたが、この全部が当てはまらなければならないということではありません。
というか、全部当てはまる人の方が稀(まれ)です。
介護の仕事に向いている人の特徴としてあげた点は、介護の仕事を続けていけば自然に身についていくことだと思います。
現場で働くことで介護職としてのスキルが上がっていくのです。
介護職は人手が不足している業界なので、一人でも多くの人材が増えることを期待しています。
無資格からでも始めることはできますので、無資格者でも介護現場で仕事をしながら介護福祉士を取得する方法とは?という記事を合わせて読んで参考にしてみてください。
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