40代・50代の方、介護の仕事をしてみたいと思いませんか?
- 今の仕事で頑張るのは今後大変だ。
- 今さら転職するには年齢が高く無理かな?
- 年齢が高くても介護職へ転職できるかな?
- 何歳までなら介護職に転職できるかな?
- 無資格でも介護職に転職できるかな?
このような悩みを持っている方へズバリお答えします。
40代・50代の方でも介護仕事へ転職できますよ!
40代・50代の年代でも無資格で介護の仕事に転職できますか?
ズバリ結論をお答えしますと・・・
40代・50代の人でも無資格で介護の仕事に転職できます。
私は医療福祉系の仕事に15年以上携わってきました。
40代・50代の人で無資格で介護職に転職された方たちと、一緒に仕事をしてきた経験も豊富にあります。
この記事は、40代・50代の人でも無資格で介護職に転職できるかどうか悩んでいる方たちへ転職に向けて参考になる内容を説明していきます。
介護の仕事は人員不足で働き手が少ない
介護業界の悩みは、介護職として働く人材の数が圧倒的に不足している状態ということです。
それと、離職率が高いことも悩みの1つです。
介護職から離れる理由としてよく聞かれるのは、やはり重労働ということです。
自分よりも体の大きな人を抱きかかえなければならないとか、寝たきりの方の入浴介助が大変だとか、入居施設であれば深夜勤もあるなどの理由で介護職から離れていきます。
重労働のわりには給料が見合っていないという声もあります。
確かに医療系の仕事に比べて介護系の仕事は賃金は低いです。
でも、介護の仕事にやりがいを感じているという職員は非常に多いです。
離職の理由として重労働をあげましたが、介護職を一度経験した方は、再就職先も介護職という人がとても多いです。
では、なぜその職場をやめてしまうのでしょうか?
介護職は職員1人で全ての利用者を介助することは不可能です。
職場の職員たちと1つのチームとして働き、その仕事に関わっている人たちと情報を共有し連携を図りながら利用者を支援していきます。
チームとして1つにまとまっていれば仕事もスムーズに進みますが、1人でも勝手な行動をとる職員がいれば大きな事故に繋がることもあります。
うまく連携を図ることができればよいですが、その歯車が少しづつずれてくると職員間のコミュニケーションがギクシャクしてしまいます。
そういったストレスが溜まって、職員間での不仲が原因で辞めていくということもよくある話です。
この人間関係は、なにも介護職の現場だけに起こることではありません。
どの職業の現場でもある話です。
介護の仕事は好き、でも職場が嫌いになって辞めていくということです。
でもやっぱり介護の仕事が好きだから、再就職先も介護職を選ぶという傾向がみられます。
給与面において賃金が低いといいましたが、介護職は職員に対して処遇改善手当などが支給されており、緩やかではありますが給与面に関しては改善されつつあります。
給与面はどうしても国で決められた介護報酬の中から労働賃金が支払われるので、劇的に昇給するということはありません。
しかし、今後も介護報酬の改定などにより単価の見直しなどもあり得ますので、そう悲観することもないでしょう。
下記の表は厚生労働省が発表しているデータとなっていますので参考にしてください。
今後どれだけ高齢者は増えていくのか?
日本は高齢化が進んでおり、2019年の時点で65歳以上の高齢者の数が3588万人になりました。
これは日本の総人口の28.4%を占めており、4人に1人は65歳以上の高齢者ということになります。
さらに、後期高齢者医療制度の対象となる75歳以上の高齢者の人口は1848万人となりました。
総人口の割合でいうと14.7%となり、およそ7人に1人が75歳以上の後期高齢者ということになります。
65歳以上の高齢者は介護サービスを利用される時に介護認定を受けます。
その介護認定を受け要介護または要支援の認定者となった人数は平成29年末の時点で633万人もいます。
これは65歳以上の高齢者の総人数のおよそ19%にあたり、65歳以上の高齢者のおよそ5人に1人は何らかの介護サービスを利用されているということになります。
下記の図は厚生労働省が発表している資料です。
目の前に迫っている超高齢者社会!
これからの介護業界で懸念されていることで「2025年問題」という問題があります。
「2025年問題」とは、2025年を迎えた時に戦後すぐの第一次ベビーブーム(1947年~1949年)の時に生まれたいわゆる”団塊の世代”が後期高齢者(75歳)の年齢に到達します。
このような状態を迎えると、医療や介護などの社会保障費の急増が懸念されます。
予測人数は2025年に75歳以上の後期高齢者人口はおよそ2200万人までに膨れ上がると予測されています。
この数は国民のおよそ4人に1人が75歳以上になる計算です。
日本は少子高齢化が進んでいることはご承知のことだと思います。
これだけ多くの高齢者を数少ない若い世代が支えていかなければなりません。
高齢者の数は右肩上がりです。
多くの高齢者が要介護認定者となれば、介護サービスを提供する施設や事業所も多く必要となり、介護職の人数も確保していかなければならないのです。
このような理由から、まだまだ介護職員は不足しており、各施設・各事業所ともに介護職として働いてくれる方を必要としているのです。
介護の職場は40代・50代の世代を必要としている!
繰り返しになりますが、介護業界は人手が不足しています。
高校を卒業して介護福祉士の専門学校で学び、介護福祉士を取得し介護職として働く若者も増えてきました。
しかし20歳前後の人たちは社会に出て間もないために、人生経験を多く積んでいません。
実際の介護現場で指示を出しても、なかなか行動できないという場面も少なくありません。
高齢者と接する機会も専門学校時代の研修程度という若者も少なくありません。
仕事としての心構えもそうですが、社会人としての心構えもまだまだ未熟であることは否めません。
しかし、40代・50代の年代の方は、人生の酸いも甘いも噛み分けてこられたことでしょう。
この人生経験は介護職の中でも大きな武器になります。
高齢者とのコミュニケーションも自然にできている方が非常に多いです。
今までの経験を活かし『自分が相手の立場なら、こうして欲しい』という気持ちの理解が早く、順応する能力は流石の一言です。
介護に関する知識や技術は仕事を通じて徐々に覚えていくことができるので、40代・50代から介護の仕事を始めても何の心配もありません。
介護の仕事で経験を積めば国家資格も夢じゃない!
無資格でも実務経験を積んでいけば『介護福祉士』という国家資格を取得することも夢ではありませんよ。
さらに経験を積んでいけば『ケアマネージャー』といって、介護認定を受けている方の担当となり利用者本人の介護に関するサポートを専門的に支援することができる資格を取得することもできます。
無資格でも介護職で頑張ろうという方のために参考となる記事がありますので、あわせて読んで参考にしていただければ幸いです。
今では医療福祉系の求人サイトが豊富にあります。
その求人サイトは登録無料のものが多くあります。
登録したからといって必ずどこかに面接に行かなければならないということではありません。
求人サイト内で気軽に検索して、どのような仕事があるのか情報を仕入れるためだけに求人サイトに登録をしても構いません。
もちろん、気になる仕事があれば求人サイト内から申し込んでも良いです。
介護職に転職を考えているのであれば、介護系の求人サイトに登録していた方が転職はスムーズに進んで行くでしょう。
介護職は社会貢献もでき、収入も得られるという素晴らしい仕事です。
興味のある方は、ぜひ介護職への転職を考えてみてください。
以上で無資格で介護職に転職できる内容の説明を終わります。
まとめ
- 40代・50代の人でも無資格で介護職に転職できる。
- 40代・50代の人は豊富な人生経験を活かすことができる。
- 日本は高齢化社会で介護を受ける人が増えている。
- 要介護認定者は増えるが介護職の人手が足りない
- 多くの施設や事業所が介護職の人材を求めている。
- 転職サイトに登録して求人を集めよう。
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